腸内環境を整えるのにヨーグルトはよく聞きますが、実は今、ヨーグルトを上回る勢いで腸活に味噌汁が熱い注目を浴びてます!
実際、味噌汁は日本の朝食の定番と思いきや、残念ながら味噌汁を作らない、飲まない家庭が多いのが現状です。「出汁をとるのが面倒で」「洋食にはスープが合う」「朝食はパンなので」等々で確かにあえて味噌汁が選ばれる要素がありませんでした。
しかし腸内環境と味噌汁のつながりが広く知られれば、味噌汁の復権は間違いないでしょう!今回は最近テレビやマスコミで著名人たちが紹介している簡単を極めた最強の味噌汁を紹介します。
料理研究家 土井善晴氏おススメ
家庭料理の第一人者であった土井勝氏の次男で、関西のお昼の料理番組で柔らかい船場言葉の口調でおなじみです。 バラエティ番組「プレバト!!」で芸能人の料理と盛り付けの審査員のほうがピンとくるでしょうか。
近著『一汁一菜でよいという提案』で日本の家庭料理の基本形である一汁一菜の意義が書かれています。
日常は主食と味噌汁と漬物で充分で、季節により具や漬物には変化が出ます。また古来より「ハレ」(特別な日)と「ケ」(日常)の考え方があり毎日御馳走(特別な日)でなくてもいいという提案が家庭の食事作りを担う主婦に大反響がありました。
その土井氏の味噌汁レシピが斬新です!
① 具を炒める ②水を入れ煮立たせる ③火を止め、味噌を溶く
味噌は味見のとき少し薄いくらいにするのがコツです。
・・・!?出汁が材料にないけどいいの?いいんです!具は何にするの?何でもいいんです!キャベツと油揚げで作ってみましたが本当に味噌汁でした。簡単過ぎます!
自然療法の大家 東城百合子氏おススメ
若い時に近代栄養学を学びながらも結核を患ったのを機に真の健康を探求されました。栄養学や西洋医学は参考にしつつ、病気予防や副作用なく生命力を増す家庭でできる自然療法の普及をされています。
ごぼう味噌の作り方
材料)質のいいごぼう・味噌・生姜 たった3つだけ!
①ごぼうを皮ごとすりおろし、同量の味噌を加えて混ぜる
②全体の1割程のすりおろした生姜を混ぜる
③大さじ1をお湯で溶いて完成
これも出汁を使っていませんが、体が温まってほっとする味噌汁でした!
順天堂大学医学部教授 腸に関する著書も多数 小林弘幸氏おススメ
健康系バラエティでもよくお見かけしますね。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリストです。近著『医者が考案した長生き味噌汁』は大変話題になっています。
スペシャル味噌の作り方
材料10杯分)玉ねぎ 約1個・赤味噌(仙台味噌や八丁味噌)80g・白味噌(西京味噌や信州味噌)80g・リンゴ酢 大さじ1
①玉ねぎをすりおろす
③10等分して製氷機に入れ冷凍する。2週間ほど保存が可能 。お湯を注いでいただきます。
これも出汁を使わないけど大丈夫?意外にいけました。玉ねぎからちゃんと味が出ています!具なしでも飲みごたえありです。
まとめ
各界のスペシャリストのおススメ味噌汁レシピはどれも多くの方が味噌汁を敬遠する理由を見事に吹き飛ばしてくれるものでした。極限に調理工程を省き、腸内環境を整える味噌を体に取り入れやすくされたものばかりです。
正直今回の最強の味噌汁レシピは今までの味噌汁の概念がガラガラ音をたてて崩れていきました。出汁や具がなくても味噌汁として成立する懐の大きさです。具は無限でどうしても出汁がないと心配なら具に鰹節や切干大根を入れると安心です。
味噌汁が腸内環境を整えることが知れわたると、納豆トーストがいつの間にか市民権を得たようにパンや洋食に味噌汁の違和感も薄らぐでしょう。
材料に味噌さえあればアレンジは無限です。あなたの体調、気分に合わせた味噌汁をぜひ作ってみませんか。