和食といえば味噌汁は欠かせない存在ですが、今や食の多様化で日本人の味噌汁離れは深刻です。この一週間に味噌汁を何杯飲みましたか?
実際、一週間まったく飲んでいない人も珍しくありません。さらに聞こえるのは「作るの面倒くさい・・・」「出汁ってどうやってとればいいの?」「冷蔵庫に味噌なんかないし・・・」というのが圧倒的に多いです。
たしかに欧米化した食生活の汁物にはスープでしょう。種類も豊富でコーンスープ、クラムチャウダー、コンソメスープ、トマトソース等々野菜の具も入っているので充分だと思うかもしれません。
けれどスープになくて味噌汁にあるもの、それは発酵食品が含まれていること。発酵食品の味噌の効果は欧米化した食生活の欠点を補い、さらに腸内環境を整えストレスや不眠の解消、大腸がんのリスク軽減にもつながるのです。
たかが味噌汁に隠された大きな効果とは?
発酵食品の代表格である味噌が大きなポイントです。昔から味噌は「味噌の医者殺し」といわれるほど重要な栄養素を含んでいます。健康オタクのはしりといわれたかの徳川家康も味噌汁は毎日飲んでいたそうですよ。
- 腸内環境をよくする善玉菌の一つである乳酸菌が多く含まれています
- 免疫力の低下、動脈硬化、自律神経の失調を防ぐレシチンが多く含まれています
- ポリフェノールの一種のイソフラボンは抗酸化作用があります
- 余分な塩分を排出して高血圧を予防するカリウムがあるので毎食味噌汁を飲んでも問題はなく、塩分過多と思って敬遠してしまうのはもったいないですね。
味噌汁の健康のメリット思ったより多いですね!これは食事に取り入れないわけにはいけませんね。でもデメリットはダントツで「面倒くさい」なんですよね。
大丈夫です!あなたも簡単・続けられる味噌汁の作り方教えちゃいます!
いつでも飲みたいときに飲める!持ち運び・作り置き味噌玉の作り方
材料 味噌玉1つ分)
・出汁粉 昆布パウダーや鰹節など.(無添加、天然のもの)小さじ1/2
出汁パックの中身を使ってもOK
・好みの具 とろろ昆布、乾燥わかめ、切干大根等々(乾燥したものよい)適量
ラップを15㎝くらい引き出して、中央に具材、味噌、出汁粉をのせラップで包んで丸める。口をゴムでくくります。
冷蔵保存、冷凍保存が可能です。
要の味噌は本物を使いましょう
えっ!?味噌に本物と偽物があるの?実は大アリなんです。ここは外してはいけません。たくさんの健康のメリットを得るためにも妥協が許されないところなんです。
スーパーの味噌の棚にはたくさんの種類の味噌がありますが、基本的に味噌の原料は、大豆・米(麦)・塩・麹 のみです。これらを約1年かけて発酵させたものを天然醸造といいます。素材の持つ力が充分引き出されたもの。これが本物の味噌です。
もう一つは人工的に短期間で発酵させるための速醸法といわれるもので、早く発酵させるために原材料に醸造アルコール、酵母エキス、アミノ酸、砂糖、カラメル色素、保存料、香料が入っています。出汁入り味噌はこちらに属します。
もう一つの見極めポイントは大豆です。現在の大豆の国内自給率は わずか7%(平成30年度)。それ以外は主にアメリカとカナダからの輸入品になりますがアメリカの大豆は90%が遺伝子組み換えです。国産大豆100%がおススメです。
まとめ
美が一日にして成らないように、健康も毎日の食生活によるところが大きいです。食べるものがあなたを作ります。
腸内環境を良くすることは、腸だけの問題を解決するだけでなく、腸以外の体の部分や免疫、自律神経に大きく影響を与え健康に大きく寄与します。
毎日の味噌汁の習慣は、あなたをメニューを考えたり選ぶ習慣から解放し健康をもたらします。ぜひ試してみたくださいね。